Nutanix CE構築が苦行と聞いたのでそんなことはないよってお話
Nutanixを布教していると苦行のポイントが3つあるなと感じたのでそのポイントごとに色々と書いていきたいと思います。
1 ハードの導入
→札束で殴らないといけないので、そこは、頑張って...
ヤフオクで安いNehalem世代のサーバーを購入するのは結構ありかと思います。スペックちょっとキツイけれども。
Vmware社のEsxi6.7以降はこの世代では基本使えない点、Esxi7.0からSandy世代がメッセージがでてくるので、この世代はメモリを乗せまくって遊ぶという面悪くないとは思います。
本当は最新のAMD製CPUで組むほうが消費電力的にも、パフォーマンス的にもいいんですけどね..
2.Nutanixバイブルが長すぎてどこから読めばいいのかわからない。
→セットアップ時には「ハイパーコンバージド プラットフォーム」章のソフトウェアデファインドまででもいいので読んで頂きたい。セットアップが終わったら以降の章を読んで頂きたい。
それでも微妙な顔をされている方は、 SB C&S社から発行されている、Nutanix Enterprise Cloud クラウド発想のITインフラ技術 https://www.amazon.co.jp/dp/4798160571/ref=cm_sw_r_tw_dp_35HBCMFSMFG6B48FP5F4
こちらをお読みいただきたい。(中の人でもなく利益がある人間ではありません)
各機能ごとに非常に良い解説をされているので、Nutanixを触る方は ぜひ。
というか触るならこっち先に読んだほうが使いやすいかも...?
3.セットアップでエラーが出て大変...
下記内容を守れば8割ぐらいのエラーは回避できます。
・SSD 240GB以上のものを1つ用意すればトラップは避けられます。必ず用意しましょう。
・ストレージコントローラはチップセット経由にすること、HBAはLSI製(Avago,Broadcomと会社名が変わっています)のものを使うこと
・smart arrayはHBA化できるものは事前にHBAモード変更すること。
・Raidカードをどうしても使わざるを得ない状況の場合は事前に各ドライブをRaid-0の単一ドライブで用意すること。
・その他
セットアップについては中の人である@smzksts氏のスライドが非常に参考になります。
https://speakerdeck.com/smzksts/nutanix-ce-5-dot-18-deep-dive
が、p17のハイパーバイザー起動ディスクとCVM起動ディスクが意味わからんという声を若干聞いたので、ちょっとした説明を。
インストーラーISO→配布されてるISOファイル。
→容量が容量なので、旧機種のサーバーの場合にはIPMI経由で読み込ませると時間が非常にかかる場合があるので、USBメモリーに書きこみ、起動すると幸せになれます。
ubuntuやCentOS等をインストールする際に作成するインストーラーUSBメモリーのような感覚でお考えください。
ハイパーバイザー起動ディスク
→OS起動用のディスク的なイメージ。そこらへんに転がっている容量小さくてもいいUSBメモリーやSSD等で。書き込み速度がそこそこ早めでないとタイムアウトして面倒なこと、USBメモリーはNANDの質がお世辞にはいいとは言えないので64GBや128GBのMLC(2bit)の中古なものを使うのが吉かなと。
CVM起動ディスク
→頻繫にディスクアクセスがあるデータを置いておきたいSSDを指定。
ちなみに大量のデータ入れると簡単にぶっ壊れるので要注意(すでに960 EVO2つ壊しました。総書き込み容量が多いはずのIntel 910は壊れていないので完全に質の差)
大概の罠はSSD 200GB以上のものを用意すれば踏まないで済むので必ずご用意ください(2回目)
とはいってもお金がなくてHDDのみの構成がやりたい!!!
という方もいらっしゃるとは思いますので、次回のブログはHDDのみで作成するという題目でスクリプトの編集箇所を検証します。
以上
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